JSOMM 2010
第20回日本口腔粘膜学会総会・学術集会
20th Annual Meeting of the Japanese Society for Oral Mucous Membrance
大会長:森田 章介(大阪歯科大学口腔外科学第一講座 教授)
JSOP 2010
第21回NPO法人日本臨床口腔病理学会総会・学術大会
21st Annual Meeting of the Japanese Society of Oral Pathlogy
大会長:田中 昭男(大阪歯科大学口腔病理学講座 教授)
第20回日本口腔粘膜学会総会・学術集会 大会長 森田章介

第20回日本口腔粘膜学会総会・学術集会は、「口腔疾患制御への展望」をメインテーマとして、平成22年7月30日(金)~8月1日(日)に大阪歯科大学楠葉学舎で開催されます。今大会は第21回日本臨床口腔病理学会総会・学術大会との合同開催となります。初の試みですが、両学会にとって重複した部分は多く、過去それぞれの学会に出席されていた先生も多数おられることと思われます。今回、そのような先生が一堂に会して議論できることとなり、喜ばしい限りです。日本口腔粘膜学会学術集会でこれまで討議されてきた前癌病変や口腔扁平苔癬、さらに口腔乾燥症などの口腔疾患に関する基礎および臨床研究は、病理の先生方とともに積み上げてきたもので、それらの成果を今回の合同開催で発表していただきたく楽しみにしています。また、お互いにどのような研究や臨床を行っているかを体験できる場にしたいと考えています。

今回の特別講演は久留米大学医学部皮膚科学教室の橋本 隆教授に「口腔粘膜病変は自己免疫性水疱症のキーポイント」をお願いしました。橋本 隆教授はこの分野の第一人者であり、口腔外科、口腔内科、口腔診断といった臨床の先生方ばかりでなく、病理学専攻の先生方にも十分興味を持ってお聞きいただけるものだと確信しています。さらに、現在、日本口腔粘膜学会と日本臨床口腔病理学会とが共同で調査研究を進めています口腔扁平苔癬に関して、「口腔扁平苔癬の診療ガイドラインの策定を目指して」というタイトルで共通のシンポジウムを行うことになっています。また、神戸大学 伊藤智雄教授による特別講演「免疫組織診断学の新展開」、シンポジウム「口腔領域における病理診断のピットフォール」も組まれています。 大阪は食い倒れの街です。たくさんの先生方のご出席をお待ちしています。
第21回日本臨床口腔病理学会総会・学術大会 大会長 田中昭男

第21回日本臨床口腔病理学会総会・学術大会は平成22年7月30日(金)~8月1日(日)に大阪歯科大学で開催します。今大会は初めての試みとして第20回日本口腔粘膜学会総会・学術総会と合同で開催致します。

日本臨床口腔病理学会と日本口腔粘膜学会は、それぞれ別々に共通の項目を取り扱ってきたと思いますが、今回は両学会の会員が一堂に会して開催することを企画しました。そうすることによって共通のトピックについて多角的に討議し、情報の共有化を図ることができ、両学会の会員にとって益するところ大であり、新しい発見があると考えます。合同開催の初日の7月30日(金)には例年行っている日本臨床口腔病理学会の単独のスライドセミナー(「剖検診断書作製」、「唾液腺腫瘍の免疫組織化学」、「口腔細胞診」の3コース)を天満橋学舎で予定しています。2、3日目の会場は楠葉学舎で、合同開催になり日本臨床口腔病理学会では、特別講演としては神戸大学医学部付属病院病診断科・医学研究科病理診断学分野教授伊藤智雄先生に「免疫組織診断学の新展開」をお願いしております。また、シンポジウムは「口腔領域における病理診断のピットフォール」および両学会の共通のトピックである「口腔扁平苔癬の診療ガイドラインの策定を目指して」の2題を企画しております。これらの他に一般発表はすべてポスター発表を予定しています。日本口腔粘膜学会の特別講演およびシンポジウム等は当該学会のアナウンスメントを参照してください。

本合同大会が両学会の会員の皆様の情報交換の場として有益な集いになることを念願し、多くの会員の皆様のご参加を心からお待ち申し上げます。
ページの先頭へ